Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
  fasciata
  formosa
  ornata
  regalis
  rufilata
  striata
  subfusca
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

スリランカ オーナメンタル / Poecilotheria fasciata

スリランカ オーナメンタル
Poecilotheria fasciata
SriLankan ORNAMENTAL

 古くから知られるオーナメンタルスパイダーの一つ。インディアン・オーナメンタルに酷似するが、此方はやや小型で、色彩的にも黒色部分が茶色がかる。最大の特徴は腹部に白いバンドが入らないこと。
 レガリスにも入らない個体が居るとかいう話もありますが、入らない個体はすべてスリランカと考えてしまっても差し支えないでしょう。この辺は個人の考え次第ですが、少なくとも、スリランカとして購入したのにバンド出たとか、レガリスとして購入したのにバンドでないという個体を繁殖には使わないようにした方が無難です。尚、雄であっても、レガリスならば、しっかりとバンドは出るようです。
 この辺は難しいところで、スリランカで購入した個体にバンドが出た場合、「バンド出たからレガリス」と考えるか、「バンド出たからレガリスとスリランカのハイブリッド」と考えるか………外見的にスリランカの方が色彩全体がぼやけ、色合いが橙色が混ざります。
 スリランカでもパワーフィーディングを掛けると、驚異的なサイズに成長することがありますから、大きさで判別しようとするのは無理がああります。兎にも角にも、この辺は飼育者の鑑定眼次第。レガリスらしからぬレガリスはあまり信用しないほうがいいかも(苦笑)
 長らく言われていますがね、この二種が飼育下で混ざっているのではないかということは。まぁ、繁殖させないなら問題ないですけど。

 レガリスよりも警告色が鮮やかに入るとされ、その派手さも装飾の名に恥じぬ種です。やや小型であるともされますから、レガリスは少し怖いな……という方は此方から飼育を始めても良いかもしれません。まぁ、同じベビーから飼育を始めるなら、慣れると思うのでレガリスでも良いと云えば良いですが……この辺は個人の気分次第ですか。スリランカが好きならスリランカを飼えばよし、でないなら別に飼うことはないです(笑)

 中々褒め所が難しいタランチュラですが、それは他のオーナメンタルが凄すぎるからで、タランチュラ全体から見れば本種も大変美しく魅力的なクモである事は間違いないです。