Acanthoscurria
Aphonopelma
Brachypelma
auratum
boehmei
smithi
klaasi
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis
Brachypelma属。クラシック・オブ・クラシックとでも云うべき、タランチュラの代名詞、メキシカンレッドニーことBrachypelma smithiを含む属です。
Brachypelmaはペットトレードが原因で激減したとされ、現在ではCITES2に全種が指定されています。故に、流通するものはすべてがCB個体であると考えてよいでしょう。
Brachypelma klaasiとBrachypelma ruhnauiは、以前はBrachypelmides属とされていましたが、Brachypelmidesもまた、Brachypelmaと同じようにCITESIIの扱いでした。現在、BrachypelmidesがBrachypelmaに吸収された為、この二種は種名そのままにBrachypelmaに含まれることとなりました。
過去、数々の種が入荷していたBrachypelma属ですが、人気の高さ故かハイブリッド化が進んだという一面も持っており、特にBrachypelma auratumやBrachypelma boehmei,Brachypelma smithi等の人気種間ハイブリッド数多くいたようです。どうもかなり複数のパターンがあったようで、新しい適当な学名で販売されたこともあれば、Brachypelma angustumなどの既存の学名を利用して販売されたこともあったようで、まぁこうなると実物と見分けるのは専門家でもないと何とも言えないというところなので、いかんともしがたいと申しますか………Brachypelma angustumで過去入手したものが真のBrachypelma angustumである確率よりは、ハイブリッド(確か、Brachypelma albopilosum×Brachypelma vagansだったか。前がオスね。どうも、Brachypelma albopilosum×Brachypelma vagansとBrachypelma vagans×Brachypelma albopilosumでは違うようだ。実物見たことないから何とも言えないけど)
こうしたハイブリッドを考慮に入れなければ、過去国内に入ってるのは以下の種であると思われる。
Brachypelma emilia(=メキシカン・ブラッドレッグ=エミリア)
Brachypelma albopilosum(=カーリー・ヘア)
Brachypelma angustum(=コスタリカン・レッド)
Brachypelma annitha(=アカプルコ・レッドニー)
Brachypelma auratum(=メキシカン・フレームニー=ハイランド・レッドニー)
Brachypelma boehmei(=メキシカン・ファイアーレッグ)
Brachypelma epicureanum(=ユカタン・ストライプ)
Brachypelma hamorii(=メキシカンレッドニー“ハモリ”)
Brachypelma klaasi(=メキシカン・ピンク)
Brachypelma ruhnaui(=サルファ・ヘッド=メキシカン・ゴールデン・レッドランプ)
Brachypelma sabulosum(=グァテマラ・レッドランプ)
Brachypelma smithi(=メキシカンレッドニー=スミシー)
Brachypelma vagans(=メキシカン・レッドランプ)
Brachypelma ruhnauiはAphonopelmaだという噂が立っていたらしいのだが、結局のところはBrachypelma ruhnauiとして落ち着いたらしい。この種の成体見たことあるのだけど、記憶に残らないぐらい普通というか、まぁ確かにAphonopelmaっぽいかもしれない(笑)
Brachypelma hamoriiは、過去にメキシカンレッドニーのハモリ(オレンジの部分が広くなる)とされた個体群だったヤツが種として独立したものだそうだが、あんまり差はないとの噂。この辺はBrachypelma annithaも一緒で、Brachypelma smithiと見分けが付かないぐらい似ているそうな。
まぁ、そんなのはAcanthoscurria brocklehurstiとAcanthoscurria geniculataのように、よくあることなので気にしないのが正解であると思う(笑)
この属、Brachypelma smithi効果なのか、全体的に大人しくて毒性が低めというイメージが在る感があるけど、そんなことはなく、かなり強力な毒や刺激毛を持っていたりします。Brachypelma emiliaがその最たるもので、毒性は相当に強いという。まぁ、毒に関しては味わったことないので何とも言えませんが、刺激毛の痒さも相当なものです。
そんな風に大人しいのからやや荒いのまで、個性派揃いなBrachypelma属。ごゆるりとお楽しみください。