Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
 blondi
Xenesthis

Theraphosa blondi

BirdEater of Genus Theraphosa

 Theraphosa属と言われても今一ピンと来ない人でも、ゴライアス・バードイーターの名を聞けばああと首肯するでしょう。巨大という一点に於いて、その名声を恣にする属こそがTheraphosa属。
 確かにLasiodora属など、他にも巨大になる属はいますが、13.5cmという燦然と輝くその記録は疑いようもなく、Theraphosa blondiが世界最大種であることの証左でありましょう。

 この種に属するのは現在では二種。

Theraphosa blondi(=ゴライアス・バードイーター[=Goriath BirdEater])
Theraphosa apophysis(=ゴライアス・ピンクフット[=Goriath PinkFoot]=元Pseudotheraphosa apophysis)

 ゴライアス・ピンクフットはゴライアス・ピンクトゥーとも呼ばれることが在るようですが、Avicularia braunshauseniが既にそう呼ばれており、またピンクトゥーの名はAviculariaにこそ相応しいと判断します。
 どちらも巨大になる種であり、Theraphosa apophysisTheraphosa blondiを超えるのではないか、と言われて久しいので、もしかすると飼育下で本当に世界最大の個体が生まれるかもしれません。
 性質はどちらも凶暴であり、かつTheraphosa apophysisは比較的素早く動くようです。また刺激毛の強力さは、Pamphobeteuslasiodora等に慣れているような人間でさえ、「笑うしかない」と云う程に強力窮まりなく、Theraphosa apophysisの方がより強力で、こちらは痒い等というレベルは一足飛びで、最初から激痛が走ると云います。
 重々、その辺り覚悟の上で飼育に挑戦しましょう。子供さんが居る場合は、部屋分けと同時に温室に入れる必要があるかもしれませんな。