Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
 fimbriatus
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

Chilobrachys fimbriatus ↓ Chilobrachys fimbriatus

EeathTiger of genus Chilobrachys

 Chilobrachysはアジアに分布するタランチュラで、本属はその中でも巨大種を複数内包する属です。とは言え、ペットルートに載る事は稀な方で、過去に流通したことが或るのは数種に過ぎません。
 今まで出回っていたChilobrachys属のタランチュラは、どれも色彩的に地味であるということから人気は低く、殆ど顧みられることのなかった種ばかりでしたが、最近登場したChilobrachys fimbriatusは、大型になるだけでなく美しい色彩を持つ種で、この登場によりChilobrachys属の知名度がぐんとあがった………と、思いますが、どうかな(苦笑)

 性質は凶暴かつ俊足であり、多湿を好むようでが、水切れには其程弱い感はありません。湿度さえあれば、そして餌の水分が十分なら、其程気にしなくても良いのではないでしょうか。むろん、水容器があった方が良いことは言うまでもないですが、霧吹きで作る水滴で水分を摂らせていれば、少しぐらい空になっていても死ぬようなことはないようです。

 成長は早くもなく、遅くもなく、と、言いたいところですが、数センチから成長が著しく落ちるようです。或いは、間欠のある餌食いなのかもしれません。食べる時は積極的に食べさせ、早く大きくした方が管理も楽になりますし楽しいと思います。僕のところでは、まだ今のところ食べていますが。

 この属はWCで入荷している可能性がありますが、其れを斟酌しないでおけば、流通しているのは数種です。比較的過去にも見られたのがChilobrachys huahini(=Asian giant fawn)で、他は定期的に流通する訳ではありません。というか、この属自体、常に流通するような属ではありません。
 他は、Chilobrachys andersoni(=Burmese Brown)、Chilobrachys burmensis(=Asian Greyish-Brown)、Chilobrachys fimbriatus(=Indian Violet)、というところでしょうか。

 正直なところ、この種のフォルムが好きだ! というのでも無い限り、Chilobrachys fimbriatus以外はどうでも良い種かもしれません(笑)
 でも、Chilobrachys huahini(=Asian giant fawn)に関して言えば、レッグスパンが20cmクラスのものを見たことが或るので、巨大種好きはチェックすべきと思いますよ。