Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
 brachycephalus
 bechuanicus
 marshalli
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

Ceratogyrus bechuanicus ↓ Ceratogyrus marshalli

HORNED BABOON

 Ceratogyrus属はアフリカに生息するグループで、背甲に生えた特徴的な角(角とはちょっと違う種もいる)を生やした外見のせいか、其程大型になる訳ではないですが、中々に人気の高いグループで、ホーンドバブーンの名で親しまれています。とは言え、実は角のない種もいるのですが……

 特徴的な形態故に見分けるのは比較的簡単な種が多いですが、同属の中にあっても、Ceratogyrus bechuanicus(=Curved Horn)とCeratogyrus darlingi(=South African Horned)のように酷似しているものもいます。

 確実に分かるのは、Ceratogyrus marshalli(=ストレートホーンド)ぐらいで、他の種はコモンネームが複数あったりする為、○○のコモンネームで流通してたのは学名何々、と簡単にいえない場合が多いです。
 以下に、学名とそのコモンネームをいくつか列記してみましょう。尚、過去にCoelogeniumとされていた属は、近年Ceratogyrus属へ移動になりました。

Ceratogyrus bechuanicus(=Curved Horn=Rear-pointed Horned Baboon)後斜角
Ceratogyrus brachycephalus(=Grater Horned)
Ceratogyrus darlingi(=South African Horned=East African Horned Baboon)後斜角
Ceratogyrus dolichocephalus(=Zimbabwe Horned)
Ceratogyrus ezendami(=コモンネーム無し)角無し
Ceratogyrus hillyardi(=コモンネーム無し)
Ceratogyrus marshalli(=Straight Horned=Crainial Horned=シノニム抹消Ceratogyrus cornuatus)直角(やや後斜?)
Ceratogyrus meridionalis(=Zimbabwe Grey)角無し
Ceratogyrus pillansi(=コモンネーム無し)角無し
Ceratogyrus sanderi(=Southwest African Horned Baboon=Nambia Horned Baboon)凹み?

 う〜ん、ハーフムーンバブーンとか名前ついてたのがあった気がするのですが、どれだったかな。
 まぁ、殆ど出回ってない筈なので、意味無いかもしれませんが……

 この属、というか、アフリカ系バブーンスパイダーに共通して言えることは、寿命が短いということです。アジア、アフリカ産に共通、と言うべきかもしれませんが、兎に角、寿命はメスで七年から八年と言われ、成体になってからは数年しか生きません。それ故、繁殖は時間の制約を強く受けるでしょう。
 パワーフィーディングにより寿命が変動するかどうかは不明ですが、おそらくしないと思うので、出来るだけ早く成長させ、早くにペアリングを組んだ方が良いでしょう。

 動きはやや迅く、気性荒いですが、その行動にパターンが散見されますので、慣れれば其程扱いづらいクモではありません。飼育に関しては、ストレートホーンドは乾燥に弱いですが、カーブドホーンは乾燥にも耐えるというように種によりまちまちなので、種別の頁に譲りましょう。