Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
  fasciata
  formosa
  ornata
  regalis
  rufilata
  striata
  subfusca
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

フリンジド・オーナメンタル/Poecilotheria ornata

フリンジド・オーナメンタル
Poecilotheria ornata
Fringed Ornamental

 Poecilotheria属最大種はPoecilotheria reglis、次点がPoecilotheria rufilataでそれに続くのが本種。レッグスパン20cmに達すると言われるオーナメンタルです。(……ってか、Poecilotheriaってどれもでかいよね……ひょっとして、パワフィ掛ければ全種、レッグスパン20cm超えるんじゃないの?(笑))
 そして、何より美しい。黒をベースにし、橙と赤の混ざった繊毛が生え、足には黄色が入ります。象牙白色と漆黒のコントラストを基調とするレガリスなどのPoecilotheriaも美しいですが、本種のような彩色系もなかなかに捨てがたいものがあります。脚の裏の警告色も鮮やかで、脱皮直後は全体的に金色な感じになって来ます。

 そういえば、本種は同属他種よりも“ササカマ形態”をよくする気がします。他の種は正直あんまりしないんですよね。隠れる場所がないからかな? 本種は隠れる場所がなくても表面でササカマになったりするんですけど。

 実のところ居るようで居ないことの多いポエキロな気がしますな。本来は其程メジャーな種ではなかったようなので当然かもしれませんが。

 雄個体だったからなのかは分かりませんが、我が家のPoecilotheriaの中では群を抜いて扱いが厄介だった記憶があります。兎にも角にも走り回ると云いますか………蓋を開けた途端に飛び出したかと思うと空中で回転して落下、地面に着地すると同時に疾走して失踪、等という芸当を遣ってのけたのは此奴が始めてです………まぁ、話によれば、どの種もそれぐらいは遣るらしいですが。