Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
 fasciatum
 pentalore
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

Cyclosternum pentalore ↓ Cyclosternum pentalore

メキシカン ドワーフ タイガーランプ
Cyclosternum pentalore
Mexican Dwarf [or Giant] Tiger Rump

 Cyclosternum属のタランチュラは、南米に生息する小型の種で、成体でも3cmから4cmと小型の属であり、其程人気が高い訳ではありませんが、一部の小型美種愛好家の間では大変人気が高い………と信じたい(笑)属です。
 この属ならではの色彩かどうかは分かりませんが、僕は大好きです。

 然し、此までCyclosternum fasciatumぐらいしか出回っていませんでした。本種、Cyclosternum pentalore(=メキシカン・ドワーフタイガーランプ)は、漸く出てきてくれたCyclosternum属のタランチュラなのですが、謎多きタランチュラでもありました。Cyclosternum pentaloreとして注文したら、購入した試験管にはDevus pentoralisのラベルが貼ってあったのです。
 この辺ちょっと調べたのですが、どうやらこの二種、シノニムであるようです。ただ、結局どっちがどっちに統合されたのかがよく分からない。ちなみに、Pseudoschizopelma pentalorisも同じくシノニムとして抹消されたらしい。
 此処では一応、Cyclosternum pentaloreとして扱うことにします。なんでかっていうと、Devus属の最初の種がコスタリカンタイガーランプのシノニムとして抹消されたから。属自体が消えたような感じも受けるので、たぶんCyclosternumで良いんじゃないかな。わかんないけど。
 いずれ変更せねばならなくなるかも知れませんが、そのときはその時、ということで……ちなみに、Mexican Giant Tiger Rumpというのは、Devus pentoralisのコモンネームです。
 で、此処で決着としたいのですが、Cyclosternum pentaloreってグァテマラに生息してて、メキシコには生息してないんじゃ……という声が挙がっている(主に僕の心の中で)ことです。属紹介のところでも書きましたが………

 この問題が解決されないと、どうも落ち着きませんね……もう一つのジャイアント・タイガーランプという一般名を信じるなら、少し大きくなるタイガーランプなのかなぁ。だったら嬉しいですが……

 飼育ですが、幼体は特に水切れに弱いようです。僕はCyclosternum属タランチュラの飼育が不得意らしく、幼体を二度ほど殺してます。霧吹きはしていても、適当なサイズの水滴がないと幼体は水を飲めません。その点に注意して飼育してください。