Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
 avicularia
 metallica
 versicolor
 sp
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Chromatopelma
Citharischius
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Haplopelma
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis

Avicularia avicularia ↓ Avicularia avicularia

サウスアメリカン・ピンクトゥー
Avicularia avicularia
South American Pinktoe

 最古参のタランチュラの一つで、爪紅鳥喰蜘蛛(ツマベニトリクイグモ)という和名も付いているぐらいです。ガイアナ、トリニダット。ブラジルなどに生息しているとされ、トリニダット産の物が巨大であるなどとの噂もありましたが、何処から来たのかなど中々分かる訳でもないので、確かめようがありませんね。
 通常は六センチ程度ですが、モコモコしていることと、樹上性である為、地面に転がっている地上性の種よりもやや大きい感じを受けます。毛が密に生えていて脚が太く見えるのも関係しているでしょう。

 基本的にのんびり屋さんですが、時折突発的かつ素早く動くことがあるの注意が必要です。まぁ、其程脅威に成りうるような動きではないですが。
 Psalmopoeus属、Tapinauchenius属、Iridopelma属、Poecilotheria属等を飼育する前に、ちょこっと練習台として飼育するのに向いているかもしれません。

 積極的に巣を張るタイプですが、Aviculariaは、プラケースで飼育すると、他のPoecilotheria等がチューブ状のものを作るのと対照的に、全体にハンモック状(或いは、上部蓋を巻き込んだトンネル状)の巣を張り巡らせてしまいます(チューブ状の巣を作ることもあるけど……)。床材の入れ替えなどの度に(或いは、蓋を開けるたびに)巣を破壊することになりますので、あまり宜しくないのではないかと個人的に思います。
 Avicularia属は、やはり巣があって始めて落ち着くような感がありますし、巣があってこその樹上性ですから(個人的趣味として)、出来れば上下分離型のケージでも作ってやりたいところです。サイズが大きいので、なかなか作るに到っていないのです。通気性も確保しなくてはならないので、加工も結構厄介でして。
 そう言うの面倒だと言う場合は、コルクバーグを配し、それに沿って巣を作成させるようにし向けたり、プラケースを縦置きにして飼育してみたりすればいいでしょう。

 Avicularia versicolorに比べると確かに見劣りはしてしまいますが、脱皮直後などは頭頂部の青みがかったところとかが綺麗です。