Acanthoscurria
Aphonopelma
Avicularia
Brachypelma
Ceratogyrus
Chilobrachys
Citharischius
Chromatopelma
Cyclosternum
Cyriopagopus
Ephebopus
Euathlus
Grammostola
Heteroscodra
Hysterocrates
Iridopelma
Lasiodora
Lasiodorides
Nhandu
Pamphobeteus
Paraphysa
Phormingochilus
Poecilotheria
Psalmopoeus
Pterinochilus
murinus 'Usambara'
Stromatopelma
Tapinauchenius
Theraphosa
Xenesthis
サンバーストや、オレンジスターバーストなどとも呼ばれるようですが、個人的にはウサンバラオレンジという呼び方が好きです。
本種は、本種の生息地とされるウサンバラ山付近に棲息する、スターバーストバブーン・スパイダー(=モンバサ・ゴールデンスターバースト/Pterinochilus murius)の地域変異個体ではないかと言われながら、正確な生息地が採集業者が秘密にしていて不確かな為、未だ未記載種でありました。
この豆知識はタランチュラ謎伝説(※)、第三番目の謎として長く沈黙を守っていたのですが、しかし! 遂に2003年にPterinochilus muriusの地域個体群であるということが確認され、1993年アメリカ上陸からの十年の時を経て、終止符が打たれました。
ああ、人はこうして不思議を放逐して行くのかぁ(わけわかりませんな(笑))
(※……タランチュラ謎伝説。漢字で大土蜘蛛謎伝説と書かれることも。タランチュラに於ける最大の謎。全部で二十七あったとされ、故にN27等と呼称されることも。有名なところでは第七番「インディアン・オーナメンタル/P.regalisの腹部のバンド(P.regalisとP.fasciataの見分けは腹部に白いバンドが出るかどうか、と言うことになっているが、P.regalisとして出回っていてもバンドが出なかったり、P.fasciataとして出回ったのにバンドが出たりすることがあるという謎。「混ざっちゃってるんじゃないの?」という意見もある。今のところ、バンドが出たらP.regalisで、出なかったらP.fasciataとすべきだ、という意見が有力だが……)」や、第十一番「脱皮するとちっちゃくなるヤツら(Aphonopelma属や、チリコモなど)の謎」等がある。第二十一番の「コスタリカン・サンタイガーそっくりのドッペルゲンガーというタランチュラは本当に存在するのか?」という謎は、結局、ドッペルゲンガーとされていた種がシノニムとして抹消されたことで先日消失したが、「メイティングフックが出るか出ないかで見分けるって話は何処へ行ったのだ?」という謎が二十一番として昇格した。しかし、二十七に含めるには弱いという意見が強く、近々降格され、他の謎が昇格するのではないか、と言われている)
美しく見栄えしますが、俊足&凶暴性で、ケースの外でも、刺激を与えると威嚇しまくる個体もおり、個体差云々以前の問題です(笑) ちなみに、毒性も結構すごいらしいです。個人差があるようですが、巨漢の男性が咬まれて脚が痺れて立てなくなったとかなんとか。神経系な訳ですな。アフリカは厳しいねぇ。
ウサンバラ山と言えば、ウサンバラ・ブッシュバイパーがいるのですかねぇ(意味不明なつぶやき)
頭頂部にオレンジ色の放射状模様(バースト)を持ち、全身の繊毛はオレンジがかった金色、脚の裏に緑〜蒼の輝きを持っている、非常に派手で美しい種です。其程大型ではないものの、6cmに達するのと、脚を伸ばして全身運動をするため、なかなかに大きく見えます。
ウサンバラを飼っていて一番面白いのは、やはりその巣です。何も入れなくても、必ず巣を張り巡らせます。僕は円筒形の容器に、四センチほど床材を入れ、真ん中に枝を立てて飼育をし始めたのですが、ウサンバラはその枝を中心に、螺旋階段のような巣を張り巡らせました。不規則でありながら、そのカタチは美しいの一言。
暫くして、それでは満足しなくなったのか、床材を堀上げて、容器そのものを螺旋階段状の巣にしてしまいました(^^;)
しかし、小さい個体を大きすぎるプラケースに入れると、巣が上手く張れずに、蓋の裏側などでいじけていることがありますので、蓋を開ける時は注意していないと、その瞬間に脱走される危険があります。
特に霧吹きの時は注意が必要で、巣の中にいても、霧吹きのショックで驚いて駆け出て来ることがよくあります。
僕はこの種とどうも相性が悪いらしく、なんか雄が続いてます……なんでだ………