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学名 |
Scolopendra subspinipes mutilans |
CN |
トビズ ムカデ/チャイニーズレッドヘッド |
体長 |
15〜20cm |
分布 |
中国、日本、台湾 |
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国内最大のムカデと言われておりましたムカデにございまして、今は沖縄に棲息しているハブムカデと呼ばれているScolopendra subspinipes subspinipesに抜かれております。平均してみても沖縄のS.s.sの方が大きいですな。大きさでは勝てないにしろ、今後は国内で最もカラフルなムカデということにしましょうかねぇ。
国内には、東北以南におります。北海道や北のほうには居ないそうなので、見たこと無い方も多いかと思います。本州のものは、背甲の暗緑色が暗く濃いのですが、沖縄や九州の南方産の個体は、少し明るくなり、緑の美しい個体が多いような印象もございます。
飼育に際してでございますが、国内に棲息しているので、難しいことはありません。ムカデの飼育法基本を守って飼育しませば、普通に生育できることでしょう。乾燥には強くないので、その辺は注意してください。あとは、無論1匹で飼育しないと、共食いする場合がございます。
野生下では3−4年で10回程度脱皮を繰り返した後に性成熟し、7年前後の寿命があるようでございます。飼育下で、幼体から育てた場合、冬眠させなければ、もっと早く成熟すると思います。
このトビズムカデの棲息している地域の方は、まぁこれから飼育してみて、その後外国産の物に手を出すのも悪くありません。また、こんなに変異の多いトビズ、国産のだけ色々集めても、面白いですなぁ。うちにも一時期、トビズばかり大量に居たこともございました。
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