Viola yazawana
ヒメスミレサイシン

08.05.09 長野県松本市標高:1850m
OLYMPUS E-20
F4.0 / 1/30

分布  
環境  
フォッサマグナ沿いに見られるスミレ。
長野では中部の亜高山帯で、明るい林床等に多く見られる。
ウスバスミレよりも低い所まで分布し、ウスバスミレよりも明るく乾いた環境で見られる。
乾いたと言っても、適度な湿度と湿り気は必要な様で、同所に自生するサクラスミレ等より湿った場所を好む。

姫と付くので、小型なのだろうと思っていて小型のアケボノスミレを想像していました。
しかし、花こそ若干アケボノスミレより小さな気がしますが、小型のスミレではなく十分大型無茎種と言って良い大きさで、最初は目を疑ってしまいました。
側花弁が無毛なので、ヒメスミレサイシンと確認出来ました。
確かに、スミレサイシンと比べると小さいのかもしれませんが、姫を付けるのは正直どうかと思います。

花がなければアケボノスミレの白花とは、かなり慣れていないと判別がつきません。
私も、発見場所の標高が高かった事、側花弁が無毛、見慣れたアケボノスミレと何かが違う為判別出来た様な物です。

08.06.01の写真ですが、タデスミレを探して彷徨っていて発見しました。殆ど花は散っており、咲き残りを発見出来たのは運が良かったと思います。
スミレサイシン属の性で、花弁が大変良く水を吸ってしまい、この写真も雨上がりでたっぷり水分を吸ってしまっているのが残念です。
写真を撮り直したいスミレの一つです。
08.06.01 長野県松本市標高:1850m
OLYMPUS E-20+MCON-35
F5.6 / 1/20

Title写真株のUPです。



ブラウザーの“戻る”で戻れ。