Viola rossii
アケボノスミレ
08.04.16 長野県茅野市標高:820m |
分布 | |
環境 |
少し乾いた環境を好むスミレ。 春先に山を歩いていると、地面から赤い花がぽつぽつ咲いているのは大変目立ち、また、紫系の色が多いスミレの中で、この赤紫色はかなり印象が強いと言えます。 名前も、その花色から曙菫です。 諏訪圏では個体数の多いスミレで、林縁の水はけ良さそうな傾斜地に多く見られます。 花の咲いている時に葉は、まだ巻いたままの場合が多く、花茎のみの場合も有ります。 その後出てくる葉は、大型化し花の無い時期でも目立ちます。 葉の両面に微毛が密生し、光沢がないので他のスミレサインの仲間との判別は容易でしょう。。 種子の直径は2.5mm程有り、大きい為か閉鎖花が上がり熟す迄の時間は他のスミレに比べて長い様に思えます。 栽培に当たっては水はけに注意し、あまりじめじめしない様に心がけるのが良いかと思います。 北は室蘭まで自生していますし、此処諏訪圏もかなり寒い所ですので、耐寒性は十分にありますが、冬越しは雪に埋めるにしろ、そのまま置いておくにしろ、水受けの上には置かず地面に直接置く様に。 水受けに置いたままにする場合には、水やり後必ずその水を捨てる様にして下さい。 多湿状態で凍った場合そのまま枯れてしまう事が多いです。 根張りが非常に良く、根詰まりを起こしやすいので二年置き位に植え替えを推奨します。 実生苗を密生させた場合、本葉が二枚程出た頃に植え替える事をお勧めします。 根張りが良いので、根が絡み抜けず根詰まりで排水が悪くなり、枯れる苗が出始めるからです。 根は垂直にかなり伸びますので深めの鉢を使い、少し深めに植え冬季に芽が直接寒風にさらされないようにすると冬越ししやすいかと思います。 が、やはりスミレサイシン属、なかなか維持に手間がかかります。良く判らない部分も有りますし、実生苗から次の種を取るのがなかなか難しい。 私の知る限り以下の様な品種が有るようです。
|
ブラウザーの“戻る”で戻れ。