Viola variegata var.variegata
フイリゲンジスミレ

08.04.27 長野県茅野市:標高900m
OLYMPUS E-20
F5.6 / 1/25

分布  
環境  
何時の時代か判りませんが、日本に持ち込まれたのはかなり古いそうで、sororiaの様な強健外来種と違い、ひっそりと生き残ってきたスミレ。
日当たり良く、乾き気味の場所を好むのは、ゲンジスミレ同様である。

ゲンジスミレ(V variegata var.nipponica)の母種で、各地に帰化しているようですがそれほど多くはありません。
葉はゲンジスミレよりもさらに丸くほぼ円形、鋸歯も目立たず、葉脈沿いに綺麗に斑が入るので鑑賞価値は高いです。
海外では、その葉の形と模様から、シクラメンリーフバイオレットと呼ばれているそうです。
濃いピンク色の花は、一株だけでも遠くから目立ち、葉も美しい事から人気の有るスミレと言えるでしょう。
私も好きなスミレです。
花後飽きずに楽しめるというのは、園芸植物として大きな魅力だと思います。
人気のおかげで、生産されていますから入手は容易な部類です。

性質はゲンジスミレ同様弱い。
同じコメントになりますが、移植に弱く、加湿に弱い。移植後は人一倍水切れに弱くすぐに萎れ、かと言って水を与えすぎると根腐れる。
暑がらないスミレの中では、一、二を争う難物と言えるでしょう。

屋外に生えていますが、越冬が難しい。
ゲンジスミレ同様実生苗で、色々試みる予定です。
おそらく、加湿にならなければ良いだけだとは思いますが。

綺麗に色素の抜ける白花品種が有ります。当然青軸になります。
白花
08.04.16 栽培
OLYMPUS E-20+MCON-35
F4.0 / 1/15
ストロボ National PE-320S:M・Full 天井バウンス
08.04.16 栽培
OLYMPUS E-20+MCON-35
F4.0 / 1/15
ストロボ National PE-320S:M・Full 天井バウンス
葉も綺麗に色素が抜けて明るい緑になります。

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