Viola hondoensis
アオイスミレ
08.03.24 長野県茅野市:標高820m |
分布 | |
環境 |
ニオイスミレ節のスミレは日本に本種とエゾアオイスミの二種類しか自生していません。 他のスミレが芽も動いていない春先に一番早く咲くスミレの一つで、長野県の標高800m前後でも3月中旬に開花する。 適度に湿気のある所から山林の遊歩道脇等かなり広い範囲に見られますが、基本的には余りじめじめしていない空中湿度十分な川沿いや池沼周辺で、春先日照十分な所に多い様な気がします。 ぱっと見た感じタチツボスミレに見える為、時期が遅くなると認識出来なくなってしまいます。スミレに慣れていなければ、識別は難しいでしょう。(苦笑 良く見ると葉の形や質感が違うのですが、まぁ慣れて下さい。 私の判別点としては、葉に微毛がが多く丸みが強い。 匍匐が目立ち、広がる様に増える。 花の大きさが大きくても1.5cm程で側弁があまり開かない。 花茎がすっきり立ち上がらない。 特徴的な雌しべの形状。 こんな所でしょうか。 名前の由来は葉がウマノスズクサ科の葵(フタバアオイ)に似ているからとの事です。葉だけ見ると確かに似ている気がしますが、私はどうしても全体でとらえてしまうのでしっくりこないです。 この仲間は、種を遠くへ飛散させず、そのまま根本にこぼします。それでは、拡散しない様に思われますが、エライオソームが他のスミレと比較して大きく、蟻運搬に頼っているようです。 ニオイスミレの仲間だけ有って、丈夫で匍匐茎で良く増えます。 正直乾いたら水をやるだけのかなり適当な管理でどんどん増え、冬も適当に雪に埋めて無事超しています。 ただし、暖地での栽培は亜高山帯に住んでいる私には解りません。 |
08.04.04 長野県茅野市:標高1000m OLYMPUS E-20+MCON-35 F5.6 / 1/40 |
08.04.15 長野県茅野市:標高810m OLYMPUS E-20+MCON-35 F4.0 / 1/60 |
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