Viola collina
エゾアオイスミレ

08.03.22 山梨県北杜市:標高600m
OLYMPUS E-20+MCON-35
F5.6 / 1/320
ストロボ National:PE-320S M 1/4

分布  
環境  
ニオイスミレ節のスミレは日本に本種とアオイスミの二種類しか自生していません。
林縁や林内の少し斜めになった水はけの良い所に見られます。
私の感想としては、書籍で言われている程乾いた環境を好まなさそうだと言う事。水のある所から余り離れた場所では見た事がありません。
アオイスミレと共に春先に一番早く咲くスミレの一つで、八ヶ岳周辺の標高600m前後の地域でも3月中旬に開花します。
アオイスミレと違い、匍匐茎で殖える事は稀で、栄養繁殖により群落を作る事は無いようです。

花の大きさは、アオイスミレと同様、形状も同様、雌しべの形状も同様で、花期に葉が展開しきっていなのでアオイスミレとは判別可能です。
葉はアオイスミレより先端が尖ると言いますが、ぱっと見た目ではわかりにくく感じます。それより、アオイスミレよりも毛が目立つ個体が多いので判別出来るかと。私は初めて見た時、一瞬アカネスミレかと思いました。
花がない時期の判別はなかなか難しいと思いますが、匍匐を出さず、無茎種の農に振る舞いアカネスミレと似ている。
葉の基部がアカネスミレより切れの深い心型ではあるが、慣れないと難しいでしょう。

耐寒性は十分ですが、暖地での栽培は不明です。
アオイスミレ同様の管理で問題有りません。
私は乾いたら水を与える程度です。
移植に強い。
08.04.16 長野県茅野市標高:820m
OLYMPUS E-20+MCON-35
F4.0 / 1/60
距は短く太めです。

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