Viola sororia
アメリカスミレサイシン
08.04.15 長野県茅野市:標高820m |
大変強健な性質を持つスミレ。 Viola papilionaceaは本種のシノニムです。 アメリカスミレサイシンと言う名前からも解る通り、スミレサイシンの様な良く発達した太い根を持つ。 状態が良いと、地下茎で増殖し閉鎖花で種子をまき散らし雑草化するので要注意。 園芸品種が多く、栽培容易、耐寒性十分、見た目もかわいらしいのでついつい栽培したくなるが、容易に帰化するのできちんと管理出来ないのであればお奨めはしない。 諏訪圏では“Priceana”及び基本種が帰化し群落を作っているのを見かけます。 栽培は上記の通り大変丈夫で、用土を選ばず極端な水切れさえしなければ容易に育ちます。 一株であれば3.5号鉢でも大丈夫で、プランターでまとめ植えにしても良いでしょうし、寄せ植えのアクセントでも良いと思います。 路地植えでも容易に増殖しますが、管理が行き届かず脱走しますので推奨しません。 ただし、暖地では此処までの強健性を発揮するか定かではありません。 標高1700mの霧ヶ峰でも帰化していますので、耐寒性は問題有りません。冬は凍りついても大丈夫です。 諏訪圏標高800mでは、日当たりの良い所で4月頭には咲き始めます。 散逸防止の為、採種目的以外の閉鎖花は徹底的に摘み取ります。また、採種も散逸しない様に確実に行いましょう。 正直言うと、それでもいつの間にか陰に隠れて弾ける閉鎖花が有ります。飛んだ種子は高確率で発芽し、気が付くとあちこちに生えていますので、抜き取り処分します。 家の周辺に帰化株が無いのに生えてきた場合、十中八九自分の所から散逸したと考えられますので、抜き取りましょう。 我が家では、ヒョウモンチョウ系の幼虫の餌として重宝しています。 以下の品種が有るようです
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