Parabuthus mosambicensis (Peters, 1861)
オレンジジャイアントデスストーカー


分布 モザンビーク〜南アフリカにかけて
環境 乾燥
毒性 強と思われる
大きさ 10cm程
飼育難易度 普通。
通称【蜜柑GD】
何でも格好良いからと【デスストーカー】しかも、同属だからと【ジャイアント】まで付けてしまったという、しょうもない通称の典型のような種。
実際【ジャイアント】なのかと言うと、確かに乾燥系種としては大型で有り、GDに近い大きさに育つ。 なのでまぁジャイアントは許せるとしても、何でもかんでもデスストーカーは無いだろうと思うのだが。
Parabuthus属にはオレンジ系の種が多数居るため、馴れていないと判別は難しい。この種に関しては、オレンジと言うより濃い飴色と言った方が良い。
但し、若い個体や雄は、かなりオレンジと言っていい色かもしれない。

P.mosambicensisには2亜種居るが、購入個体がどちらかなのかは不明。此の文章を書いている段階で、死亡してから1年半程たっているので、既に調べる方法もない。
P.m.mossambicensis (Peters, 1861) Mozambique,Zimbabwe,South Africa
P.m.flavidus Pocock, 1899 Botswana,Zimbabwe,South Africa

上記2亜種の違いは、資料が無いので解りません。

飼育に当たっては、温度管理に注意を払って頂きたい。
大変高温を好む種類のようで、余り低い温度に置くと良くないと思われる。
このためか、私は持ち腹個体を無事出産させた事がない。生まれても直ぐに死亡したり、一度目の脱皮をせずに死亡したり、未成熟卵を産み落としたり。
生まれた後の環境と言うよりも、親のお腹の中にいた間の環境、つまり妊娠期間中の親の管理が決め手になっていると思われる。
当然、お腹がはち切れんばかりの状態であるが、餌も食べるだけ与えた方が良く、恐らく温度も28℃以上に維持、理想的には32℃前後が適温ではないかと思われる。
幼体は25〜28℃でも問題なく餌を食べるが、成体は気温が低いと餌も食べなくなるので注意が必要。
亦、飼育環境温度が高い所為か、GDよりも水分摂取量が多いように見受けられるので、成体でも水飲みの常設を推奨します。

子供自体はGDと何ら変わる事無く、丈夫で普通に育つ。

お世辞にも毒性が弱いとは言えないでしょうから、取り扱いに注意してください。

Rev.1.05


出産の割と近い♀ ピンぼけすまぬ、Pinkマウスを食す♀

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